マーケット参加者が特に注目している材料で動いたチャートはよく走る。
いま注目されている材料とその材料で動くだろう方向をまとめてチェック!
ドル
FXで一番大事な通貨。
どの通貨をトレードするにしても、ドルの方向感は絶対に把握しよう!
ドル高 | ドル安 |
---|---|
米政策金利の利上げ | 米政策金利の利下げ |
【米経済指標】雇用系の続伸 | 【米経済指標】雇用系の悪化 |
【米経済指標】景気系の続伸 | 【米経済指標】景気系の後退 |
リスクオフによるドル買い | リスクオンによるドル売り |
米政策金利の利上げサイクルは終わりが見えている状態。
6月のFOMCで提示された「経済・政策金利見通し」でターミナルレートが 5.6% に上方修正され、
年内であと2回の利上げをFRBは視野に入れていることを示した。(現在は 5.0%)
マーケットは1回の利上げを織り込んでいる状況なので、その点がFRBとマーケットのギャップ。
利上げの回数については、今後の経済指標の結果にゆだねられている。
それでも、利上げはあと1,2回だ、という事実から、大きな流れを作るのは ドル安 と判断。
円
ドル円、クロス円のトレードに欠かせない存在。
円高 | 円安 |
---|---|
YCC撤廃・修正 | 日銀金融政策の維持 |
マイナス金利解除(利上げ) | 他国との金利差による円売り |
リスクオフによる円買い | 日経平均の為替ヘッジ |
リスクオンによる円売り |
現状は、迷うことなく 円安
日本の低インフレ状態からの脱却を目指して始めたYCC。
植田総裁に交代しても低金利を継続していく姿勢が円安を定着させている。
加えて、およそ30年ぶりに急騰している日経平均株価に対する為替ヘッジも円安を加速させている。
トレード通貨
ドルの方向感、円の方向感から、おすすめな通貨ペアは クロス円
通貨ペア(方向) | おすすめ | 根拠 |
---|---|---|
ドル円(↑) | △ | 円安だけど、ドル安で方向感が相殺してしまう |
ドルストレート(↑) | △ | ドル安の流れだけど、まだ調整(ドル高)局面にある |
クロス円(↑) | ○ | ドル安・円安になれば、強い上昇が望める |
まとめ
現相場の方向感は・・・
- ドル → ドル安(大きく動くのはこれから)
- 円 → 円安
- おすすめ通貨 → クロス円(ドル安・円安の時が最強)
方向感が確認できたら、あとはその方向に向かってテクニカル分析をもとにエントリーするだけ。