はじめて遭遇した値動きには対処できなくても、次はきっと対処できる。
いろいろな値動きを経験して、レベルアップしよう!
今回は リスクオフ の動き。
それでは、当日のマーケットの動きをチェック!
通貨強弱
各通貨ペアの通貨強弱で、 ドル高・円高 になっていたら、リスクオフ を疑おう。
経済に対しての懸念事項 や 世界情勢に対する不安 があるときは、
基軸通貨であるドル と 安全資産と言われている円 が買われやすい傾向にある。
大事なのは・・・通貨強弱だけではなく、米金利や米株の動きも確認すること。
この日は、10:30に RBA議事録公表(豪)があり、利上げ見通しの後退により
豪ドルが売られる展開になった。
米国債(金利)
短期金利(2年)も長期金利(10年)も下落。
国債の利回り(金利)と価格は 逆相関 の関係にあるので、この日は価格が上昇したことを指す。
みんなが欲しいもの・よく買われるものは値段があがる ので、
安全資産とされる国債 の購入が多かったことになる。
- 米国債2年 → 1.43%下落
- 米国債10年 → 2.53%下落
米株
米株も下落。
株式が下落する背景には、さまざまな要因があるけれど、
ドル高・円高・金利低下 が起きているときの米株の下落は リスクオフ の動き。
ドル円
最後にドル円の動きの確認。
通貨強弱ではドルと円は同じ方向感だが、この日は 円 の方が強く、ドル円は下落。
ドルと円の強さによって、ドル円は上下する。
まとめ
「リスクオフ」 その名の通り、リスク資産から安全資産への資金移動の動き。
値動きを確認した日(23年6月20日)には、銀行破綻問題や世界情勢への不安が
顕在化したわけではなかったので、リスクオフの値動きは当日のみだった。
値動きの継続性については、リスクオフとなった背景の重要度・注目度に左右される。
この値動きの理由はなんだ? を知ることは、トレードの質向上につながる1歩。
リスクオフ
- ドル高
- 円高
- 米金利低下(購入増)
- 米株安